ちょっと教えて
- Q逝去時に必要なものはありますか?
- A
死亡届出書に記入する際に必要な項目
①故人氏名・住所・生年月日・本籍・戸籍筆頭者・世帯主
②届出人氏名・住所・生年月日・本籍・故人との関係・戸籍筆頭者・電話
③届出人の朱肉使用印鑑
- Q火葬は好きな時にできますか?
- A
・死亡診断書記載の死亡時刻から24時間以内の火葬はできません
・コロナ等感染症の場合は別です
- Q死亡届は何処の役所でも提出できますか?
- A
死亡届が提出できるのは次の3か所のみ
①死亡した場所の市区町村役場
②故人の本籍地役場
③届出人の居住地役場
- Q火葬は故人の住んでた地域だけですか?
- A
死亡届後に渡される「火葬許可証」があれば全国どこでも火葬できますが、無料から最高10万円以上まであります
- Q死亡届は7日以内に届出するのですよね?
- A
そうですが、それでは火葬に間に合いませんし火葬予約などの絡みもあるので普通は依頼された葬儀社が行うはずです
- Q六文銭は入れますよね?
- A
浄土真宗以外の仏教信仰があれば入れても構いませんが入れるなら溶解温度の低い1円玉六枚でしょう。紙幣は問題ありませんが硬貨を燃やすと「貨幣損傷等取締法」の罪に問われます
- Q遺影は必要ですよね?
- A
家族葬は故人の事は全て分ってる人達ですから基本的には不要です。後々自宅に飾りたいのなら選択基準はひとつ「見た人が笑顔になれる写真」でサイズは2Lサイズまでの大きさで出来れば居間に飾ってあげましょう
- Q棺に入れられる物を教えてください
- A
800℃以上の火力ですから燃えて灰になるものなら「食物」「紙パック酒」「煙草」「衣類」「生花」「写真」「手紙」なども大丈夫ですがスイカ、パイン丸ごとは駄目で意外な物では本は燃え残るので駄目です。缶、瓶、プラスチック、カーボン、毛布なども駄目です。
- Q遺体は合掌を組むんですよね
- A
これは仏教の場合ですから最近は病院でも合掌しない所が増えてます。またドライアイス等の保冷剤は合掌してないほうが確実に冷却できますので組んで無くても問題ありません。
- Q故人は浴衣を着るんでしょ?
- A
病院逝去は浴衣が多いですが、故人は一旦全裸にして清拭、処置を済ませて着衣させますが浴衣は着せ易いからだろうと思う。故人に着せたい服があれば事前に渡しておけば着せてくれます。浴衣は4,000円ほど費用が掛かるからもったいない。
- Qお爺ちゃんはいつも帽子を被ってた印象が強い
- A
納棺後にいつも被ってた帽子を被せてあげれば良いでしょう。きっといつものお爺ちゃんになります。
- Q10時火葬と言われ10時に行ったら逢えませんでした何故!?
- A
10時火葬とは、どんなに遅くても10時に火を入れますという時間の事、10時到着では絶対に間に合いません。火葬場毎に違いますが火葬時刻の1時間前~遅くても15分前に入らないと次の火葬に影響がでますので、火葬時間でなく「何時に行けば良いか」と聞いたほうが間違いありません。
- Q火葬で骨が変色してるのは飲んでた薬のせいって本当ですか?
- A
結論から言えば「嘘」です。骨が変色するほどの薬ってどんな薬なの!? 焼骨の色は生花より副葬品の色が着き易く、例えば故人に新品で安っぽい真赤な木綿のトランクスを履かせて火葬すれば焼骨全体がピンクになるのは何度も経験しています。
- Q国民健康保険の葬祭費は誰が貰えるの?
- A
葬祭費は葬式をした人に支給されるものですから親族で無くても費用を出した方に支給されますが、その際は葬儀社からの領収書の宛名名をしっかり書いて貰ってください。群馬県は直葬でも全県で支給されます。
- Q遺族年金はそれほど多く無いと聞いて不安です
- A
その通り、できれば夫婦が健康な時に社会保険事務所に行って遺族年金を含めた支給額を確認しておくべき、大抵は夫婦で受給額の半額程度になるはずですから生活をどうするか検討する期間が得られます。ついでに言うと国民年金に遺族年金はありません。
- Q納骨は四十九日にするのでしょ?
- A
四十九日は納骨する日ではありません。四十九日は忌明けと言い「仏」になる日です。日本は本来土葬ですから、あえて言うなら即日納骨が本来の姿だと思われます。
- Q遺骨はいつまで家に置いても良いのですか?
- A
10年でも一生でも好きなだけ置いても法的には全く問題ありませんが、経験則で言うと数年間自宅に置くと精神的な苦痛があるようですから、一部を可愛い容器に入れて手元に置けば何処にでも持って行けるし話しかける事もできるので、他の焼骨は納骨なり散骨されては如何でしょうか。
- Q親が残した自宅は不要だから市に寄付すれば良いでしょ?
- A
多分無理でしょう。土地だけなら行政も寄付を受け付けるでしょうが、家があると管理問題があるのですぐに換金できるなら話しは別ですが普通は拒否されるでしょう。もし寄付を受ける場合でも管理はさせられるでしょうから寄付する意味がありません。
- Q安置の線香は一晩中絶やさないのでしょ
- A
2011年までは確かにそう言われてましたが東日本大震災後は余震が続いたり、南海トラフ地震の不安があるので今は側を離れる時、寝る前は全て消すのが常識となってます。ご遺体と一緒に焼死では笑い話にもなりません。
- Qお坊さんに拝んで貰うのが供養ですよね
- A
無信仰者の僕にはそうは思えませんし、日本人の6割以上は無信仰者と言われますので僕と一緒で宗教儀式の供養ではあるのでしょうが家族の供養ではありません。
故人が家長なら残る家族の生活を心配してるでしょうから『後に残った家族が毎日を元気な笑顔で過ごす姿を見せ続ける事』が最高の供養ではないでしょうか。もっと言うと『供養にお金は掛かりませんが心が無いとできません』
- Q葬式をちゃんとやれと言う親戚がいます
- A
ちゃんと?って何でしょうか? 多分仏式の葬式を言ってるのでしょうが、仏教信仰があるならその通りかもしれませんが、無信仰者には糠に釘です。最後まで温かく送れる葬式になったら、例え火葬だけの葬式でも良い葬式です。
当社は葬儀社でなく支援センターですから故人が心配する家族の生活最優先、財布事情に余裕がなければ「直葬」以外勧めません。故人が聞いたらどちらに賛同するでしょうか!?と考えれば自ずと答えはでます。
- Q火葬中の清めはするものでしょ?
- A
清め? 葬式は不浄なものでしょうか。当方ではそうは考えておりません。家族が家族との別れを受け入れる最後の時間であり不浄なことではありません。不浄だと思うなら来て貰う必要すらありません。
それは置いといて――、国民病とも言われる糖尿病は2,000万人以上と言われる今、食べさせる事のほうが「悪」と言われても仕方のない現実ですし、葬式は食べに来るわけではありません。当方は家族葬専門ですから火葬中は飲物だけで待機、拾骨後に場所を変えて食べれば温かくて、旨いものが安く食べられますので、食事不要の時間帯での葬式や火葬を組むことが多いです。
- Qお葬式のマナーが分りません
- A
葬式のマナーと書いてあるものは大半がどうでも良いことばかりだと思って間違いありませんし、中には「嘘」だと言い切れるものも多い変な業界です。
葬式でのマナーは他人に嫌な思いをさせない事ですから、明らかに場違いなキンキラな服装でなく、大声で笑ったりせず、控えめな言動なら全く問題ありません。
服は黒の――、香典は袱紗に包んで―、挨拶は、お辞儀は、などどうでも良いんです。仕事の途中での会葬なら仕事着で全く問題ありません。もしそれがマナー違反だという家族なら、そんな葬式に行く必要すらありません。
- Qお一人様はこうすれば良い
- A
『他人様に迷惑を掛けたくない』これがお一人様の共通感覚、部屋などは事前の断捨離で解決できても自分の身体だけは自分ではどうにもなりません。
そこで自分の身体と火葬後の遺骨の処理の全てを事前契約しておく事、あんしんサポートなら『完全委託プラン』を生前契約しておけば死後の身体の心配は一切無くなるはずです。
- Q最後に「葬式とはなんぞや」です
- A
葬式とは家族や親交のあった人達と永遠の別れを受け入れる為の時間、だから死後でなく存命中にすべきで今の葬式はその最後の時間に過ぎません。
できれば動けて、話せて、食べられる時に逢いたい人に逢い、逝きたい場所に行き、したい事をして、気の置けない人達と穏やかな時間を過ごさせてあげられたら、最高の葬式ができたと思って良く、きっと家族にも後悔の念は残らないでしょう。
最後の葬式は家族が気を使う人は呼ばず、素の自分達で過ごせる人達だけで最後の最後まで温かく送れたら最高の葬式が出来たと思って良く、この文章の真意は葬式後に分るはずです。
葬式を商売とする葬儀社の存在は必要ですが、見栄や世間体より「その家族目線」の葬式を施行する支援センターが県にひとつはあっても良いのでは?と年々思いが強くなるのを感じる今日この頃です。